毎日が新鮮、毎日感じるやりがい。
自動車道橋梁現場で奮闘する。
M.H
東京支店 工事部 土木工事チーム
2019年入社 工学部環境土木工学科卒
私が学生時代に打ち込んでいたのが柔道。そのこともあって、大学進学当初に考えていた将来の道は警察官になることでした。一方で、大学で土木系に進学したのは、土木工事というものづくりの現場にも魅力を感じていたからです。大学での研究テーマはコンクリート。長寿命化やメンテナンス、配合検討など、コンクリートに関する多彩な知識を吸収しました。警察から建設会社へと進路を変更したのは、学内セミナーでオリエンタル白石と出会ったことが大きかったと思います。研究室の先輩が入社しており、話を聞いていく中で、ダムや橋、トンネルなどの構造物をつくり上げていく施工管理の仕事に強く惹かれました。外で体を動かしてものをつくる仕事が、自分らしいと思ったのです。さらに現場見学で、2年先輩で、施工管理を担当している女性社員から話を聞く機会がありました。とても親しみやすく、素敵な方で、私も先輩のようになりたいと思ったことが、入社の決め手になりました。
入社後3ヶ月の研修を経て、現場に配属されました。研修には大きく分けて、座学と現場があるのですが、約2ヶ月におよぶ現場研修は、非常に価値あるものでした。私は九州(宮崎、鹿児島、佐賀)、関西(大阪・京都)、四国(徳島)、東北(宮城、岩手)といった各エリアの現場を巡りましたが、いずれの現場研修も実践的であり、その経験があったので、実際の現場配属に不安はなく、スムーズに現場に入ることができたと思います。配属されたのは、約400mの高速道路の橋梁建設の現場であり、橋の足である橋脚3基、橋桁を支える橋台2基を築造する工事に現在も携わっています。私が着任した2019年7月は着工直後であり、2022年春が竣工予定。私は橋台下部構造の施工管理に加え、測量と写真撮影をメインに担当しています。測量は日々緊張の連続。万が一、測定に誤りがあれば、工事に重大な支障を来すことになります。慎重かつ丁寧に測量業務に臨んでいます。
研修時とは異なり、現場に入って新たに実感したことがあります。それは施工管理担当としての責任の大きさです。現場には当社社員以上に、数多くの協力会社の社員がいます。私の一言の指示で、彼らの動きが変わり現場が動きます。そのため、的確でわかりやすい指示を心掛けていますが、同時に極めて重要なのがコミュニケーション。自分の父親や祖父ほどの年齢の方々に指示を出すわけですから、日頃から信頼関係を構築する必要があります。そのためにも円滑なコミュニケーションが必要です。私が大切にしているのは相手を理解し、自分を知ってもらうために、仲良くなること。また自分から挨拶することも大事です。現場に入って1年半経ちますが、協力会社の方々と良好な関係性を築けていると思っています。そうした中で、日々新しいことを吸収し、日々ものが出来上がっていくことを目の当たりにしています。毎日が新鮮であり、毎日、やりがいを感じています。
就活のときに、施工管理を担当する女性社員に魅力を感じましたが、入社して実感するのは、魅力的なのはその女性社員だけでなく、社員みんなが素敵だということです。優しく、親しみやすく話しやすい。何でも言いたいことが言える先輩もいます。準備不足で失敗した際も、先輩はしっかり叱ってくれて、適切に指導してくれました。素敵な人たちが集まっている会社だと、心から思いますし、それが当社の最大の魅力だと思いますね。今後、まずは現在の現場で橋梁の竣工を見届けたいと思っています。そして着任当時に出会った協力会社の方々に、成長した姿を見せたい。また近い将来、実務経験4年目で可能となる、1級土木施工管理技士の資格取得に挑戦します。そして「ここならあなたに任せる」と言われるような、頼られる人材に成長することが目標です。一方、当社では女性の施工管理担当が少ないのは事実です。後に続く女性社員のロールモデルのような存在になれればとも思っています。