「PC」構造の普及拡大により、魅力ある建物を提供していく。 H.K 東京支店 PC建築グループ 2008年入社 工学部建築学科卒

「PC」構造の普及拡大により、
魅力ある建物を提供していく。

H.K
東京支店 PC建築グループ
2008年入社 工学部建築学科卒

丁寧で親身な対応に惹かれた。
特化技術「PC工法」の魅力。

国立競技場を設計した隈研吾さんという著名な建築家がいます。私は高知県の出身なのですが、幼い頃、地元に建った新しいホテルの設計を担当したのが隈研吾さんでした。そのホテルの支配人を親族が勤めていた縁もあり、それが「建築」に興味をもったきっかけだったと思います。建物をスケッチすることも好きでした。そうしたことから、自然の流れで建築系の工業高校から大学の建築学科に進学しました。ゼミでは、主に構造系を専攻。将来は、設計・施工を依頼するクライアントが、自慢したくなるような空間をつくりたいと考えていました。したがって就職活動は、建設会社に絞って取り組みましたが、オリエンタル白石への入社を決めたのは、人事の方の丁寧でわかりやすい説明、親身な対応など、人に惹かれた部分が大きかったですね。また、現在仕事で扱っているプレストレストコンクリート(PC)工法は、提供できる会社も全国で数が少なく、魅力ある技術と感じたことも入社理由の一つです。

特化技術の一つ「PC」構造の技術提案。
論理的なシナリオを描きアプローチする。

現在、私はPC建築の営業を担当しています。「PC」とは、あらかじめ応力を与えられたコンクリートで、圧縮には強いが引張には弱いという、コンクリート最大の弱点を克服することができる材料です。土木分野では、橋梁に採用されることが多いですが、私の担当は建築分野。柱や梁などをPC部材とすることで大空間を実現することが可能であり、意匠性に優れているため、体育館や庁舎、競技場、オフィスビルなど様々な建築物にPCが採用されています。私は、設計事務所やゼネコンを対象にPC構造の提案を行い、受注を獲得することをミッションとしています。公告や新聞等から新たな建築情報をキャッチしてアプローチしていくわけですが、重要なことは相手が求めていること、相手の想いを汲み取ることであり、それに対して最適解を提供することです。そのためには論理的な筋道のある計画、シナリオが必要です。「無計画は失敗の元」、それを常に意識して業務に臨んでいます。

建物竣工時に感じるやりがい。
助け合い、支え合うチームワーク。

私たちPC建築グループは、計画のスタート時から、その後の見積対応、契約、工事、竣工まで、PC建築のプロデューサー的ポジションで建物に関わります。したがって、やはり自分が関わった建物が完成したとき、クライアントから感謝の言葉をいただいたときなど、やりがいを感じます。また、そこからプロジェクトに関わった方々と継続的な関係性を構築していくことにも、仕事の魅力を感じています。最近、私が関わったPC構造を採用した大手設計事務所が、PCやその構造に関連する団体の賞を受賞しました。非常に嬉しく、一つの達成感を味わいました。また、私の仕事は単に受注するだけでなく、グループ内の技術・工事チームと協力し、社内外を結ぶ調整役も担っています。社内の協力関係やチームワークの良さは当社の魅力の一つ。相談し合える環境であり、社員の多くは自分のことのように親身になって対応してくれます。助け合い、支え合うという風土が根付いていると思いますね。

利便性、安全性、快適性などを兼ね備え、
社会にとってより良い建物を。

オリエンタル白石という会社は、部署単独で事を進める風土、あるいは個人主義的風土とは無縁な会社です。上司・先輩は若手の意見にもしっかり耳を傾けてくれますし、また、部署間とのコミュニケーションも活発です。そして社員の多くは温かい。そうした環境の中で、マネジメントスキルや判断力、人間力など、1年ごとにレベルアップを図っていきたいと思っています。私が担当するPC構造の建物の多くは、大空間を可能とすることから大型の建物が少なくありません。さらに、不特定多数の人が使用する公共性が高いものが多いことも特徴の一つです。私は、使う人にとっての利便性や安全性、快適性を提供する建物を目指してきましたが、PC構造の建物はそれに合致するものです。PC技術を理解していただき、積極的な活用を図っていくことは、社会にとってより良い建物を残すことにつながります。今後もPCの普及拡大を推進していくことで、会社に、そして社会に貢献していきたいと考えています。

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