広い視野、高い視座を持った、
ジェネラリストに成長したい。
K.M
本社 管理本部 総務部
2016年入社 情報学部経営情報学科卒
大学では、経営や会計、プログラミングなど、幅広く学びました。最終的に専攻したのは統計学。出身大学はサッカーの強豪校だったこともあり、勝利に至るプロセスを材料にして、マクロとミクロの視点で統計的な分析を進めました。ただ就職にあたっては、大学の専攻にはとらわれず、文系出身ながらも、元々志向していた「ものづくり」の企業を志望しました。自社製品を取り扱うことで仕事に誇りを感じられると思ったのです。そのため就活では、自動車業界や造船業界から、文房具メーカーまで、幅広くものづくり企業にアプローチしました。そうした中、オリエンタル白石に入社した大学の先輩の話を聞く機会がありました。橋梁建設の話を聞いたのですが、初めて知る土木というものづくりの世界に強く惹きつけられました。スケールの大きさが魅力的でしたし、人や社会に役立つ公共性の高いものをつくること、また特化した技術力があることにも惹かれ入社を決めました。
入社後2年間、福岡支店の管理部で経理の仕事に携わり、その後本社の管理本部で総務の仕事に従事しています。総務の仕事は幅広いですが、私は社会保険関係と給与計算を担当。保険料率の改定による調整や保険料の算定、年末調整、社宅・寮の管理、異動や住居変更に伴う給与算定など、社員と会社が快適・健全に活動するためのサポート業務を行っています。社員約700名とその家族を対象としており、本人の生活に直結する業務を行っているので、社員側の考えにも配慮し、制度等の改定に留意しつつ、正しい情報を社員に提供できるよう、常にアンテナを張って業務に取り組むことを心掛けています。自分の役割は、たとえば施工現場に従事している社員が最大限パフォーマンスを発揮できるように環境を整えることであり、それによって施工の円滑な進捗に寄与することだと思っています。縁の下の力持ち的存在として、社員それぞれの仕事を支えている実感の中にやりがいもあります。
総務も含めた事務系業務のテーマの一つとなっているのが、デジタル化・電子化の推進によるペーパーレス化です。その取り組みの一つとして、これまで紙ベースだった勤怠管理の電子化に向けたシステム導入を担当しました。紙ベースからの脱却に向けて様々な方面から意見や要望がある中、より良いシステムにするため、約1年かけてシステム会社のSEとも膝を突き合わせて意見をぶつけ合い、システム導入を進めました。リリース後順調に稼働しており、大幅な業務効率化が実現、当社のデジタル化・電子化を前進させた手応えを感じています。このプロジェクトのように、若手でも主担当となって重要な業務を任せるのが当社の風土。特に総務部では私が最も若く、様々な経験ができ、新しいことに挑戦する機会も少なくありません。それだけでなく上司・先輩の手厚いサポート、フォローもあります。親身になって相談に乗ってくれますし、意見も尊重してくれます。働きやすい職場環境であることを実感しています。
所属している総務部は、長年経験してきたベテランスタッフが多く、私からの質問や相談に対して、的確な回答が返ってきます。その連続によって先輩方の知識やノウハウを吸収してきました。これまではそれで良かったと思いますが、今後後輩もできることを考えれば、自分で考え答えを見つけ行動するなど、自主的かつ主体的な取り組みが求められると考えています。また、約700名の社員とその家族を対象とする業務であることから、社員全体、さらには会社全体を見る俯瞰的な視点も必要だと思っています。そして、広い視野、高い視座をもった人材に成長したいと考えています。およそ6年間「総務」という仕事に携わってきて感じるのは、この仕事が自分の資質や適性に非常に合っているということ。今後、他部署や現場事務などの経験を積んでみたいと思っていますが、再び総務の仕事に就き、総務部門を支える、ジェネラリストに成長していきたいと思っています。