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SPクランプ工法

 
SPクランプ工法とは、単純PC合成桁橋の床版を既設構造体の耐荷力を保持したまま、プレキャストPC床版を用いて床版取替を行う工法です。
これまでの床版更新工事では、既設床版をWJ(ウォータージェット)により撤去したのち、場所打ちで床版が打ち替えられており、現地施工期間の短縮が課題となっていました。
SPクランプ工法では、既設の主桁スターラップを切断の上、その先端に定着鋼管を圧着させることでスターラップの機能を保持させます。また、PC床版切欠き部には鋼管圧着によりスターラップを延伸して、主桁ウェブの首振りに対しても必要な耐荷性能を保持することを可能としました。
SPクランプ工法
SPクランプ工法

特許番号等

特許第 6845456号
特許第 6845457号
権利者 金沢工業大学、中日本高速道路㈱、オリエンタル白石㈱

特長

  • 既設主桁の所定の耐荷性能を損なう事なく、かつ、プレキャストPC床版を活用することでPC合成桁の床版取替を迅速に施工することが可能です。
  • 主桁上面の床版撤去時にワイヤーソーイング工法を併用できるため、工程の短縮が図れます。
  • 路面の凍結防止剤散布等により、腐食リスクが高い主桁スターラップのフック部を含めた床版上縁側鉄筋の撤去を前提とした工法であり、耐久性能の確保に対する確実性が向上します。

施工事例

SPクランプ工法
鋼管圧着 専用機材
SPクランプ工法
鋼管圧着完了

カタログ

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