PCポンツーン
PCポンツーン(プレストレストコンクリート製浮桟橋)は、上下床版および側壁に配置したPC鋼材によりプレストレスを導入し、波浪や局部水圧によってコンクリートに発生する引張応力を制御しています。よって、厳しい海洋環境においても高い耐久性を有しています。また、軽量コンクリートを用いたPCポンツーンは更に浮力が向上し、構造高さを低減することが可能です。
特長
- プレストレスの導入によってひび割れ発生を抑えることにより、鉄筋コンクリート製に比べて耐久性に優れています。
- 鉄筋コンクリート製に比べて部材厚を薄くできるため浮体高が低くなり、浮体を係留するためのチェーン径あるいは杭径を抑えることが可能です。
- 浮体の製作は、ドライドック製作、フローティングドック製作、岸壁製作のいずれも可能です。
- 小規模浮体を洋上あるいはドライドック内でPC鋼材にて連結することで、大型浮体の築造も可能です。
- 鋼製に比べて維持管理費が少なく、LCCを低減することが可能です。
屋根付き係船用PCポンツーン |
軽量コンクリートを用いたPCポンツーン |