PCR工法
PCR桁の推進状況
NETIS登録等
NETIS登録番号:KT‐060040‐A
箱形トンネル形式
箱形トンネル形式
PCR桁箱形トンネル形式
下路桁形式
PCR桁主桁下路桁形式
PCRダブルエレメント置換推進工法
工期や工費の更なる低減を目指して、ダブルエレメント桁(長方形断面)で角形鋼管2本を同時に置き換える、PCRダブルエレメント置換推進工法を開発しました。
PCR工法の耐震設計
PCR工法を鉄道横断構造物に用いる場合、「鉄道構造物等設計標準・同解説 耐震設計」(鉄道総合技術研究所)に準拠して耐震設計を行います。しかし、PCのカルバートに対する指標が明確ではないため、鉄道総合研究所監修のもと、(株)ジェイアール総研エンジニアリングとURT協会にて非線形解析による耐震性能照査方法を確立しています。
特長
- 小エレメント推進であることに加え、上床部エレメントについてはフリクションカットプレート(摩擦低減用の薄板)を併用して推進することにより、上部路面の変状がほとんど生じません。
- 箱形トンネル形式では置換推進方法を適用することにより、PCR桁を直接中堀推進する場合に比べて推進精度が向上します。また、障害物に遭遇しても確実に対処することが可能です。
- 土被りを小さくできるため、アプローチを含めた全体工事費の低減と工期短縮が可能です。
- 推進したPCR桁がそのまま本体構造物となるので、他工法より附帯工種が少なく合理的な工法です。
- プレキャスト製品を使用し、現地でPCR桁方向および直角方向にプレストレス(箱形トンネル形式の場合)を与えるため、品質・耐久性に優れています。
- プレキャスト製品は分割して製作することができるため、立坑の用地が狭い場合でも施工が可能です。