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SCBR工法

 
プレテンション方式PC連続桁橋は、プレテンション方式プレキャスト桁(主桁)を単純桁として架設し、中間支点上で現場打ちコンクリートを用いて主桁を橋軸方向にRC構造で連結することにより連続桁とする橋梁形式です。橋梁のノージョイント化による騒音の低減と維持管理の簡易化などを目的としても採用される構造です。
SCBR(Smart Connected Bridge)工法は、このプレテンション方式PC連続桁橋の連結部について、施工性・経済性・耐久性・景観などに配慮し開発した新しい工法です。中間支点の支承上にプレキャスト横梁を設置し、それを介して主桁を連結する構造であるため、支承は架設時・連結後ともに1点支承での支持が可能となります。
また、本工法を用いることで、劣化したRC中空床版橋に対して、2柱式などの既存の橋脚を活かしながら短期間での架替えが可能となります。
一般的なプレテンション方式PC連続桁橋の中間支点部    SCBR工法の中間支点部

工法紹介動画

NETIS登録等

NETIS登録番号:
KK-160042-A(PCスラブ桁橋)
KK-170018-A(PCT桁橋)

特長

  • 橋脚の小規模化により工期短縮,コスト縮減が図れます(新設時)。
  • 既存の2柱式橋脚を活用する場合,橋脚頂部横梁の場所打ち施工が省略できるため,交通規制期間の短縮やコスト縮減が図れます(架替え時)。
  • シンプルな柱式橋脚の意匠を損なわずに施工できるため,景観に配慮することができます。
  • 支承数を大幅に低減できるため,コスト縮減や維持管理の容易化が図れます。
  • 主桁端部に適用した場合,プレキャスト横梁によってプレテンション方式でのPC鋼材に対して十分なかぶりを確保することができ,耐久性が向上します。
  • 配置スペースが制約される落橋防止構造をプレキャスト横梁内に取り付けることができます。

施工事例

道路橋施工事例 水管橋施工事例
架替え前のRC中空床版橋
SCBR工法により架替えを行った
プレテンション方式PC連続桁橋

カタログ

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