場所打ちＰＣ工法（大スパン、大荷重対応など）

場所打ちプレストレストコンクリート(ＰＣ)工法は、普通の鉄筋コンクリート(ＲＣ)構造と同様に、現場で柱、梁、スラブなどを下階から順次一体にコンクリートを打設する施工法のことです。
ＰＣ構造の建築物とは、梁などの部材で鉛直荷重が作用する前に、荷重によって発生する曲げ応力を打ち消すように、高強度ＰＣ鋼材により圧縮力を与えておくコンクリート構造です。
コンクリート部材に発生する引張応力を打ち消して、応力度を調整制御することができるために、ＲＣ構造やＳＲＣ構造に比較してコンクリートや鋼材の使用量が節約できる構造です。断面を小さくして大きな荷重に耐えることが可能で、大スパンや大荷重が作用する梁部材などに最適な構造方式です。

• 事務所ビル
  (スパンを大きくとり、自由なレイアウトが可能です。)
• 工場
  (大スパン・大荷重による計画が可能で、効率的なライン計画ができます。将来のライン変更にも対応可。)
• 体育館、講堂
  (スパンを大きくとり、必要な大空間が構成できます。)
• 原子力施設・海洋構造物
  (クラックを発生させない超耐久性建物が可能です。)