優秀技術研究開発賞をダブル受賞
中性子によるコンクリート塩分濃度非破壊検査の技術研究開発(RANS-μ)
本研究開発はカリフォルニウム中性子線源(Cf線源),および,中性子誘導ガンマ線元素分析を利用した,非破壊でその場で塩分濃度を定量評価可能な,ポータブル(橋梁点検車両に搭載可能な)中性子塩分濃度計(以降,塩分計)の開発を目的としています。
国立研究開発法人理化学研究所とオリエンタル白石株式会社の共同研究として実施しています。
橋梁点検車を用いての測定作業イメージ
RANS-μによる塩分測定イメージ
RANS-μより取得したガンマ線スペクトル例
PC鋼材、定着具、鉄筋にステンレス鋼を用いた
新たな高耐久プレストレスコンクリート構造の開発
本件は,内部鋼材のすべてにステンレス鋼を用いることにより,鋼材腐食の懸念を一切なくした高耐久のプレストレストコンクリート(PC)構造の開発に取り組んだものです。特にポストテンションPC構造について,ステンレス鋼を用いたPC定着具を新たに開発し,実用可能な施工性,力学性能,耐久性を有したプロトタイプのポストテンションPC構造を製作することを目標としました。
国立大学法人長岡技術科学大学,学校法人金沢工業大学,愛知製鋼株式会社,日鉄SGワイヤ株式会社,株式会社エスイー,オリエンタル白石株式会社による共同研究として実施しています。
ポストテンション方式オールステンレスPCの概念図